台湾の研究機関、ダブルシンク・ラボ(台湾民主実験室)がこのほど発表した「中国指数」によると、世界で中国の影響を受けている上位3カ国は、1位がカンボジア、2位がシンガポール、3位がタイだ。

中国紙・環球時報が28日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズの報道として伝えたところによると、同指数は、比較可能なデータを使用し、メディア、外交政策、学界、国内政治、経済、技術、社会、軍事、法執行の9つの領域にわたる99の指標から、アジア、欧州、オーストララシア、アフリカ、南北アメリカなどの36カ国・地域における中国の影響度を測定したもの。

総合スコアによると、中国の影響が最も少ないのはパラグアイで、次がコロンビア、その次がボスニア・ヘルツェゴビナ。台頭する中国との激しい多面的な競争に巻き込まれている米国は15位。

東南アジアの残り2カ国では、フィリピンが6位、マレーシアが8位だった。

シンガポールのスコアは、「国内政治」を除く全ての領域で世界平均を上回った。この結果は、米シンクタンク、ピュー・リサーチ・センターが昨年6月に発表した調査と一致する。シンガポール人の64%が中国に対して好意的な見方をしている。

シンガポールの中国語を話す高齢者の間で微信(ウィーチャット)やTikTok(ティックトック)が広く利用されていることは、「技術」領域における中国の影響力の表れだ。この領域ではシンガポールが1位で、インドネシアが2位。

中国のソフトパワーの影響力を評価する領域の「社会」ではシンガポールは3位だった。

シンガポールは「学界」でも3位で、1位は米国、2位はドイツだった。同指数によると、いくつかの国は中国から(より多くの)中国語教師を雇って学校や学習センターで教えさせている。

「経済」領域における中国の影響力では、シンガポールは5位で、1位はニュージランドだった。

専門家は「シンガポールにおける中国の影響力の存在、両国間の経済的、社会的、学術的、技術的相互作用の重要性を考えると驚くべきことではない」と見ている。

総合ランクで他に上位に入った国・地域は、ペルー(4位)、キルギス(5位)、タジキスタン(7位)、台湾(9位)、オーストラリア(10位)。(翻訳・編集/柳川)