目下の中国経済の発展環境はその複雑さ、厳しさ、不確実さが増しており、成長の安定、雇用の安定、物価の安定が新たな挑戦に直面している。目下の情勢に直面して、中国のマクロ政策はどのように力を集中させるのだろうか。

中国国家発展改革委員会の党組織メンバーで事務局長である趙辰[日斤](ジャオ・チェンシン)氏は、「目下の経済運営における突出した問題に焦点を当て、引き続き『六つの安定(雇用・金融・対外貿易・外資・投資・予想を安定させること)』と『六つの保障(雇用、基本民生 、マーケットエンティティー、食糧・エネルギーの安全、産業チェーン・サプライチェーンの安定、末端の運営を保障すること)』の取り組みをしっかりと行い、経済を着実に安定させ、通年の経済社会の発展で期待される目標の実現に向けて努力する」と説明した。

具体的には次の5点に力を集中させる。

(1)マクロ政策調整への力の入れ具合を強化する。成長の安定をより際立たせ、新型コロナウイルス感染症対策と経済社会の発展を効率よく統一的に進め、確定している政策の実施を加速させる。取り組みの主体性と先見性をさらに強化し、予測を超えた変化に積極的に対応し、政策ツールを増やすよう早急に手段を検討し、タイミングを踏まえた調整コントロールの力の入れ具合を強化し、マクロ経済全体の安定に向けて力を尽くす。

(2)国内の需要拡大に全力を注ぐ。投資の面では、有効な投資の持つ重要な役割を発揮させ、インフラ建設を全面的に強化する。中央政府予算における投資と特別債の発行・利用の進捗を加速させる。社会的投資の健全な発展を促進し、資産のストックの活性化を積極的に推進し、資産のストックと新規投資の好循環を形成する。消費の面では、感染症が消費に与える影響への対応に力を入れ、経済循環を牽引しリードする消費の役割を発揮させ、消費の基盤を着実に安定させる。

(3)マーケットエンティティーを着実に安定させる。工業経済の運営振興に力を入れ、工業の質の高い発展を推進する措置を踏み込んで推進し、サービス業分野の困難を抱えた業界の回復発展を促進する政策措置を実施し、感染症により深刻な影響を受けた業界、中小零細企業、自営業者の困難を取り除くための支援の力の入れ具合を強化し、確定している財税金融支援政策を細分化し具体化する。

(4)産業チェーン・サプライチェーンの目詰まり・制約を取り除く。感染症により深刻な影響を受けた重要部分、重点企業の運営の安全を確保する。春の耕作シーズンの生産と農業用物資の供給確保・価格安定を着実に実施し、食糧生産の安定に力を注ぐ。引き続きエネルギーの供給保障をしっかりと行い、石炭の中心的なエネルギーとしての役割を発揮させ、エネルギー利用効率を高める。総合的施策により物流のスムーズな流れを確保し、重点産業チェーン・サプライチェーン、感染症対策と供給保障に取り組む企業、重要インフラの正常な運営を確保する。

(5)社会民生の最低ラインを断固として守り抜く。雇用を積極的に安定・拡大させ、民生に関わる重要な商品の供給保障・価格安定をしっかりと行い、社会的救済・保障の基準と物価上昇とが釣り合う連動メカニズムを実施し、社会全体の大勢の安定を着実に維持する。(提供/人民網日本語版・編集/KS)