2022年5月26日、中国紙・環球時報は、中国がロシアとの経済協力を深める一方で、米国債への投資を減らしているとするロシアメディアの報道を伝えた。

記事は、ロシア・トゥデイのウェブサイトが24日に掲載した文章を引用。ロシアのラブロフ外相が23日に「ロシアは引き続き中国との友好関係を発展させている。西側諸国が覇権主義を振りかざす中、中ロ経済協力はよりスピーディーは発展を実現するだろう」と発言し、これに対して中国外交部の王文斌(ワン・ウエンビン)報道官が24日の記者会見で、中ロ協力は第三者をターゲットとしたものではないとともに、外部からの影響も受けないとコメントしたことを伝えた。

そして、モスクワ国立大学アジア・アフリカ国家研究所のアレクセイ・マスロフ氏が、今年の中ロ両国の貿易額が1690億〜1760億米ドル(約21兆〜22兆円)と過去最高を記録する見込みで、今年1〜4月にロシアから中国へ輸出された石油の金額も171億ドル(約2兆2000万円)に上ったことを紹介するとともに「両国は現在、商業分野のパートナーシップ関係を構築している処であり、安全保障や輸送分野でも投資を強化している。中国人民銀行はロシアの金や外貨の凍結に参加していないため、ロシア中央銀行は現在、外貨準備高における人民元の割合を徐々に高めている」と解説したとしている。

また、中国はロシアとの関係を強化する一方で米国債への投資を減らしていると指摘し、マスロフ氏が「中国は米国債を有効な投資ツールとみなし続けてきたが、現在は損をするリスクにさらされているため考え直しているところだ。中国は、米国が資金凍結を自国の政策に反発する国を攻撃するためのカードとして利用していると考えているため、リスクを冒したくないのだ」と述べたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)