2022年5月31日、韓国・ニューシスによると、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が慶尚南道梁山市にある私邸の前で集会やデモを繰り返した保守団体のメンバーらを告訴した。

文大統領と金正淑(キム・ジョンスク)夫人は保守団体所属の3人と氏名不詳者1人を告訴した。告訴状の要旨は、被告訴人らが文前大統領の私邸前での集会中に行った違法行為に対し処罰を求めるという内容。

文前大統領と夫人は、暴言および虚偽の事実を繰り返し流布することで、侮辱および虚偽の事実を摘示したことによる名誉毀損(きそん)、殺害および放火の脅迫、集団での脅迫などにより公共の安寧に脅威を及ぼすことが明らかな集会を開催し、集会・デモに関する法律に違反した疑いなどでメンバーらを処罰してほしいと訴えている。

文前大統領の私邸前では10日から、保守団体による集会・デモが続いている。近隣住民らは「暴言や騒音問題により大きなストレスを感じている」と苦痛を訴えており、約10人が不眠症などで病院の治療を受けたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「よくやった。絶対に許してはならない行為だ」「5年も国のために頑張った人が静かに休むこともできないなんてあんまりだ」「文前大統領を応援する。一日も早く平穏な日々を取り戻してほしい」など文前大統領への応援の声が寄せられている。

また、保守団体メンバーらに対し「どこから金をもらってやっているのか、調査してほしい」「そんな無意味なことより、今の大統領の行動でも監視でもすれば?」などと批判的な声も。

一方で「国民を告訴する元大統領は世界で文前大統領だけ」「李明博(イ・ミョンバク)元大統領の私邸では何カ月もデモが続いた。でも告訴なんてしなかった」「ついに本性を現した。『デモ文化は民主主義の根源』だと言っていたのに」「そういえば在任中にも国民を告訴していたよね?」「任期中、北朝鮮には何も言えなかったのに、国民には強気だな」「国民の二分化に脱原発…。文前大統領が任期中にしたことを考えると批判されて当然」などと指摘する声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本)