中国・人民日報(電子版)はこのほど、「韓国半導体産業の高速発展に影響を与える内外要因」とする記事を掲載した。

記事によると、韓国は2030年までに世界最大規模の半導体製造拠点を築くという目標の達成に向けてさまざまな対策を講じており、サムスン電子やSKグループなどの大企業が続々と半導体分野に多額の投資を行っている。

韓国の半導体産業は世界の産業チェーンの一角を占め、特にメモリチップの世界シェアは70%に上る。半導体は韓国の輸出の主力産業となり、21年の輸出額は1280億ドル(約17兆円)に達し、韓国の輸出全体の2割を占めている。21年の半導体ベンダートップ3のうち2社が韓国企業だ。

米半導体工業会と半導体市場の専門調査会社である米IC Insightsによると、21年世界半導体市場の国別のシェアトップは米国(54%)で、韓国は2位(22%)。韓国半導体業界の21年の設備投資は55兆4000億ウォン(約5兆8500億円)で製造業の設備投資の55.3%を占めている。

韓国の半導体産業は比較的良好な結果を出しているが、関連会社の株価は下落傾向を示している。「韓国政府が関連政策を実施する過程で障害に直面し、半導体産業の発展の道は平坦ではない」とも報じられている。

韓国の半導体産業は、国内の不安定要因に加えて、国際的に「板挟み」の状況にある。バイデン米大統領は先日の韓国訪問で、中国の半導体の発展を抑制することを目的として、韓国の半導体産業との協力強化を発表した。一部のアナリストからは「中国は韓国の半導体の主要な輸入国で、巨大な市場を擁し、特に両国は半導体ストレージ業界で緊密な協力関係にあるため、米国が中国の足場を崩すのは難しい」との声もある。(翻訳・編集/柳川)