2022年6月7日、韓国・ファイナンシャルニュースは「中国のスマートフォンメーカーがサムスン、LGなどの『人材狩り』を始めている」と伝えた。

記事は「中国メーカーがヘッドハンティング市場を通じてサムスン電子、LG電子のスマートフォン分野の人材に接触し、大挙引き抜いていることが分かった」と報じている。最近、中国側から話があったというAさんは「サムスン電子を超えるフラッグシップスマートフォンを作るために人材を集めていると聞いた」「2年間、4倍の年俸を約束し、現地の住居、子どもの奨学金も提供するという条件だった」と話した。業界には「S級(スペシャル級)の人材なら年俸は5倍」だといううわさが広がっているといい、Aさんは「サムスン電子でもかなりの数の上級人材が中国に渡ったので、慎重に考えてみるといいと言われた」とも話したという。

また、記事は「サムスン電子は特に『Galaxy S22』シリーズの『GOS(ゲーム最適化サービス)』問題などもあり、中国側がサムスンの中核人材を引き抜いてGalaxyを超えるスマホを作ろうという意志を露骨に示している」と指摘している。サムスン電子のスマホ(IM)部門は19年が2万7649人、20年が2万7094人、21年は2万6426人と、3年連続で減少しているといい、記事は「このうち中国行きを選択した人材は少なくないと思われる」「昨年スマホ事業から撤退したLG電子の人材も中国に狙われている」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国の会社に入って、利用されて裏切られて、逃げ出す人が多く出そうだな」「かつて3〜5年間最大9倍の年俸を約束されて中国に行った人材の多くが、2年ともたず解雇されるケースが多かった。技術移転が終わったと同時に捨てられたんだ。年俸は人民元でもらっているが、退職になればすぐに口座が凍結され、韓国に送金もできない」「どんなに高額の年俸をくれると言われても、ほとんどの人は1年以内に技術を奪われてクビになる」「サムスンだけじゃない。自分の知人は中国の企業に役員としてスカウトされて行ったが、結局裏切られ、今ものすごく後悔している。お金も最初に提示された額の半分も受け取れなかったとか」「産業スパイはその家族も韓国から永久追放すべきだ」「行くのは自由だが韓国入国禁止に」「自分ならどんなにお金をもらえても、中国に行ってこんなことをしようとは思わない。韓国でもそれなりの待遇を受けてたろうに、売国奴のようなことをするなんて、どうかしている」など、批判の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)