韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が駐中国大使に鄭在浩(チョン・ジェホ)ソウル大学政治外交学部教授を任命したことについて、中国のニュースサイトの中国新聞網は9日、「なぜこの人選なのか」とする記事を掲載した。

記事によると、鄭氏は1960年生まれで釜山出身。83年にソウル大学国語教育学科を卒業し、85年に米ブラウン大学で修士(歴史学)、93年に米ミシガン大学で博士(政治学)を取得。96年からソウル大学政治外交学部教授。

2008年から11年までソウル大学中国研究所所長、13年からはソウル大学アジア研究所の傘下にある米中関係研究センターの所長を務めた。

尹大統領は、鄭氏を含む高校の同級生6〜7人とよく集まるといい、鄭氏は尹大統領が「厚い信頼を寄せる人物」。大統領選に臨む尹氏に政策面でアドバイスし、4月には米国側と主要懸案の包括的かつ実質的な協議を行うための代表団「韓米政策協議代表団」の団員として訪米した。

韓国が中国語に精通した人物を駐中国大使に任命するのは近年なかったことだという。鄭氏は、香港科技大学助教授、中国人民大で招聘(しょうへい)教授を務め、中国研究の第一人者とされる。

韓国国内では、対米・対中関係で「広い視野」を持つ鄭氏の駐中国大使任命は「韓米関係と韓中関係の両方を考慮したもの」と報じられているという。(翻訳・編集/柳川)