2022年6月9日、韓国日報は「『日韓関係に積極的な尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の発足をきっかけに両国関係が改善する』と期待する日韓国民がこの1年でともに倍増したことが分かった」と伝えた。

韓国日報と読売新聞は先月、日本と韓国の国民それぞれ1000人を対象に世論調査を実施した。その結果、尹政権発足による日韓関係の見通しについて、日本人の31%、韓国人の52.9%が「良くなる」と回答した。昨年の同調査ではそれぞれ14%、28.7%だったという。

日韓関係が今より「悪くなる」と答えたのは日本人が3%、韓国人が6.2%で、昨年(日本人7%、韓国人9.7%)より減少した。日韓関係は「変わらない」と答えた人も、日本人は73%から61%に、韓国人は57.5%から35.1%に減少したという。

記事は「日韓関係について日本人は韓国人より懐疑的ではあるが、関係改善を期待する雰囲気が広がっていることは確かだ」と説明している。

また、日韓関係に対する日韓国民の認識も回復傾向を見せている。現在の日韓関係への評価を問う質問に「良い」と答えたのは日本人が17%(とても良い2%、良いほう15%)、韓国人が17.6%(とても良い0.1%、良いほう17.5%)だった。日本人は昨年の調査(15%)より2ポイント増加、韓国人は約3倍(昨年6.2%)に増加したという。

日韓関係に対し“冷ややか”だったムードが“期待”に変わりつつある背景について、記事は「昨年10月に岸田政権、先月に尹政権が発足したため」と指摘し、「岸田首相は安倍前首相より周辺国との関係改善に柔軟な考えを持っている」としている。

今回の調査では、日本人の韓国に対する信頼度も30%で2013年(31.6%)の調査以降最も高かった。韓国人の日本に対する信頼度も25%で昨年(14.1%)より上昇。調査が開始した1995年に45.8%を記録して以降、昨年まで25%を超えたことはなかったという。

日本人の韓国への好感度も昨年(38%)より4ポイント増加。韓国人の日本への好感度も27.9%を記録しここ8年で最高となった。

ただし、「韓国を信頼できない」と答えた日本人は67%、「日本を信頼できない」と答えた韓国人は73.9%に達したといい、「不信の沼は相変わらず深い」と記事は伝えている。

この記事に韓国のネットユーザーからは「親日派が政権を握ったと実感する」「わざわざ日本との関係を改善させる必要がある?ようやく対日依存度が減ってきたところなのに。屈辱外交だけはやめてほしい」「日本と仲良くして韓国が得られるものは何もないよ」「経済制裁という卑怯(ひきょう)な手でけんかを売ってきたのは日本のほう。日本が謝罪しない限り関係改善はない」「日本は慰安婦問題を謝罪した?竹島を韓国領と認めた?元徴用工に賠償した?尹政権は韓国国民の意思を一番に尊重するべきだ」など否定的な声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)