2022年6月20日、中国メディアの新民週刊は「日本の空母が戦後最大の艦隊を組んで遠洋行動に出ている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

先日中国の新しい空母「福建」が進水した折、日本の「いずも」艦隊が太平洋の奥深くへと向かっていた。「いずも」はすでにF-35B戦闘機が離着陸できるように改造されており、理論上はもはや空母である。それ故、6月13日から10月28日まで行動するいわゆる「インド太平洋方面派遣(IPD22)」艦隊は、一つの空母艦隊なのである。

艦隊は「いずも」のほか、「きりさめ」「たかなみ」の護衛艦2隻、潜水艦1隻、P-1対潜哨戒機1機、UP-3D電子線訓練機1機、US-2水上救援機からなり、参加隊員数は980人。これは間違いなく第2次世界大戦後で日本が派遣する最大の空母艦隊である。

自衛隊の計画によれば、「いずも」編隊は現在ハワイ付近の海域に向かって進んでおり、米国主導の環太平洋軍事演習に参加する。今年の環太平洋軍事演習は史上最大規模と言われ、日本や韓国を含む26カ国の水上艦38隻、潜水艦4隻、戦闘機170機、兵士約2万5000人が集結するという。

注目に値するのは、「いずも」がF-35Bの離着陸訓練を完了後にはじめてアジア太平洋軍事演習に参加するということだ。演習参加期間中に米軍のF-35B戦闘機が再び「いずも」の甲板から離着陸するのか、これは間違いなく見どころである。

「いずも」が遠くハワイまで赴くのは、沿海作戦の経験を求めてのことである。大洋の決戦において、経験は当然ながら非常に重要なのだ。今後、中国海軍の空母艦隊もたびたび大洋へ遠航することだろう。いずれにせよ、日本の空母保有をめぐる動きに、われわれは注視しなければならない。(翻訳・編集/川尻)