2022年7月18日、韓国メディア・アジア経済は「韓国の輸入車市場で中国製自動車が初めて日本製を上回った」と伝えた。日本ブランドに対する反感がなかなか消えず輸入数が減少している中で、商用車を中心に中国製の販売が増えた影響だとしている。

韓国貿易協会の統計によると、年初から6月までの中国からの自動車輸入額は2億7500万ドル(約380億円)で、前年同期より約80%増加した。国別の輸入規模はドイツ、米国に次ぐ3位で、韓国の自動車輸入国3位内に入ったのはこれが初めて。2019年までは上位10位にも入っていなかったが、昨年9位に浮上し、今年は急増を続けているという。

BMWやボルボ傘下のポールスターなど欧州に籍を置くブランドが中国内の工場で生産した完成車を韓国に売るため輸出する数が増えている他、最近は中国ブランドの電気自動車(EV)を中心に輸入が増加している。中国は早くからEVの開発・製造に集中しており、乗用車から商用車まで多様なEVを海外に輸出し、その数を増やしている。

また商用車の場合は価格競争力が重要なだけに、価格が安い中国製のバス・トラックを求める需要が増えている。CARISYOUデータ研究所の資料によると、今年上半期の商用車新規登録ブランドは2位、8位、9位、11位、12位、13位が中国ブランドだった。昨年上半期までは各ブランドとも数十台から10台以下の登録だったのが、今年は一斉に3桁以上の販売数を記録しているという。

その一方で、日本ブランドは停滞が目立つと記事は指摘している。日本ブランドはトヨタ、ホンダなどが韓国に進出する前の1999年から約20年間、2〜3回を除いて韓国の自動車輸入国3位の座を維持。関税や日韓関係の特殊性など、直接・間接的な貿易障壁があっても優れた商品性で韓国市場に定着してきたが、2019年からの貿易紛争で両国消費者間の反感が膨らんだことにより打撃を受けたとしている。今年上半期基準で、日本製自動車の輸入額は前年比45%減の2億6300万ドル。ドイツ、米国、中国、英国に次ぐ輸入国5位に転落している。ある業界関係者は「最近、需要が急増しているEVは、日本より韓国や中国のブランドが注目されている。今後も日本車輸入が増える余地は多くないだろう」と話しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国車が増えているというのは心配だな。何かあるとすぐ制裁をかけてくる国だけに、部品調達ができなくて困ることになるのでは」「命懸けで乗る中国車…」「中国車は無料でくれても乗りたくない」「マスクもまともに作れず、返品だらけの車が車も造るなんて(笑)」「しかし自分はまだ中国車が道路を走ってるところを見たことがないのだが」「欧州製のふりをして、実は所有も開発も生産も100%中国というメーカーがある」「どんなに外車が好きでも中国車には乗らない。いくらボルボでも、中国で造れば中国車だ」など中国車への厳しい声が寄せられている。

また、「みんな中国の悪口を言ってるけど、実際のところ、メイドインチャイナ製品がなければ生きられない国民になってしまってるよね」「韓国車には中国製の部品が何パーセントくらい使われている?」「中国車より日本車を買うほうがましじゃないか?」「国に関係なく、コスパが良くて品質のいい車を買えばいい」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)