英BBCの中国語版サイトは8日、中国における新型コロナウイルスの流行状況と経済刺激策に関する記事を掲載した。

記事によると、中国では8月以降、感染力の強い新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が広く流行し、事実上のロックダウン(都市封鎖)に踏み切る都市が増えている。2日時点で33都市が部分的または完全なロックダウン状態(中国では静態管理または静黙管理と呼ぶ)にある。うち、西部の重要な経済都市である成都市は、人口2000万人を超える都市として、上海市(3月下旬〜5月末)に続いてロックダウンを実施した。

中国政府は5日のブリーフィングで、5月に発表した財政、金融、サプライチェーンの安定化、消費・投資の促進など6分野33項目に及ぶ経済安定化パッケージ政策を実施することに加えて、19項目の政策を実施すると説明した。それには、政策金融機関の融資について3000億元(約6兆1700億円)の増額や地方特別債(専項債)の発行残高と発行上限額との差額である約5000億元(約10兆2800億円)分の債券発行の10月末までの完了、2000億元(約4兆1100億円)分のエネルギー供給保障のための特別債発行支援などが含まれる。

中国財政部の欧文漢(オウ・ウェンハン)次官補の説明によると、専項債による支持は、輸送インフラ、エネルギー、農林・水利、生態環境保護、社会事業、都市・農村のコールドチェーンなどの物流インフラ、市政・工業団地、国家重点戦略プロジェクト、住宅保障プロジェクト、新エネルギープロジェクト・新型インフラ整備に重点的に向けられる。(翻訳・編集/柳川)