2022年9月16日、韓国・へラルド経済は「韓国大統領室が800億ウォン(約82億円)代の予算を投じて旧大統領府の迎賓館のような附属施設を新たに建設する考えを示した中、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の妻である金建希(キム・ゴンヒ)夫人の過去の発言が注目を集めている」と伝えた。

記事によると、大統領室は「大統領室主要附属施設新設事業」として計878億6300万ウォンの予算を割り当てた。事業期間は23年から2年だという。

事業目的は「安定的な国政運営を支えるため、外賓招待や各種の行事支援などのための主要附属施設を新設する」となっているというが、記事は「事実上、大統領府時代に国賓行事会場だった迎賓館を新たにつくるということだ」としている。

迎賓館の移転については、尹大統領が大統領候補だったときの金夫人の発言を録音したデータをある記者が公開したことで話題になったことがある。

データは昨年12月11日に録音されたもので、「知り合いの占い師は総長(尹錫悦氏)が大統領になると言っていた。その人は、大統領府に入ったらすぐに迎賓館を移転しなければならないと言っていた」という記者の発言に対し、金夫人が「移転する」と述べる内容だった。さらに記者が「移転するの?」と再確認すると、金夫人は「うん」と答えているという。

この発言をめぐり、一部議員からは「占いを理由に迎賓館を移転させようとしている」と強い反発の声が上がった。これに対し尹大統領は「私的な会話内容にすぎない」とし、既存の迎賓館を活用する意思を示していた。

今回の計画について大統領室は「大統領府を国民に返すため龍山の大統領室に移った後、国内外の要人との行事を国防コンベンションセンターなどで行ってきたが、国格に合わないとの指摘が多かった」とし、「そのため附属施設新設の必要性を国会に提案した」「予算案の最終決定権は国会にある。予算案が確定したら関連費用を全て国民に公開する」などと説明したという。

これに韓国のネットユーザーからは「大統領の上に建希さん、建希さんの上に占い師がいるなんて」「夫人が税金を全て自分のものにしている。不正腐敗が深刻」「国政介入事件だ。大した理由もなく迎賓館を移転させるなんて。結局、占いを信じる妻のために800億を使うということだ」「金建希夫人を調査するべき。他にもさまざまな疑惑が出てきそう」「国民に返すというのはつまり、古い家をあげて自分たちは新しい家に住むということだったのか」「これは弾劾されてもおかしくない」「国民がもう一度ろうそくを持って立ち上がろう」など批判の声が殺到している。(翻訳・編集/堂本)