2022年9月19日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に、中国の自動車輸出台数が来年には日本を抜いて世界一になる可能性があるとする文章が掲載された。

文章は、昨年1年間に中国が輸出した自動車の台数が200万台を超え、初めて韓国を抜いて日本、ドイツに次ぐ世界3位になったと紹介。さらに、今年1〜8月の輸出量が昨年1年間の輸出量に迫る180万台以上に達し、欧州のエネルギー危機、経済危機を考えれば今年の輸出台数がドイツを上回るのは確実だとした。

そして、8月単月の輸出が30万台を超えて日本を上回っていることを紹介し、このペースで成長を続ければ来年の年間輸出台数で日本を上回って世界一の自動車輸出国になる可能性が高いと予測している。

その上で、中国の自動車輸出について、台数こそ増えているものの、課題もあると指摘。輸出先の大部分が南米、アフリカ、ロシアといった経済が発展途上にある第三世界となっており、より付加価値の高い北米、欧州、日本といった市場を開拓できていないため、薄利多売の状態にあるとした。

一方で、ガソリンなどの化石燃料車では日本や韓国、欧米などの自動車生産大国による技術的な壁に阻まれてきた中国が電気自動車(EV)分野で大きなアドバンテージの獲得に成功したとし、自動車大国だった日本は電気自動車の開発で立ち遅れたことから優位性をどんどん失っており、電気自動車の普及が進むにつれて日本の自動車産業の未来は失われていくと予測した。

また、韓国は電気自動車でも一定の強みを持っているものの、米国政府が米国本土で生産した電気自動車に限って手厚い補助を与える政策を打ち出したことで、主力市場である米国市場を失う危機に瀕しており、韓国の自動車産業の未来も暗いとの見方を示している。(翻訳・編集/川尻)