2022年10月3日、韓国・中央日報は「岸田文雄首相が臨時国会で所信表明演説を行い、韓国について『国際社会におけるさまざまな課題への対応に協力していくべき重要な隣国』だと述べた」と伝えた。岸田首相はまた、「国交正常化以来、構築してきた友好協力関係の基盤を土台に、日韓関係を健全なものに戻し、より発展させていく必要があり、韓国政府と緊密に疎通していく」とも述べている。

記事は、この岸田首相の演説について「韓国をはじめとする周辺国に対する外交方針を述べるが、今回の演説は韓国に対する態度が柔軟になった」と評価している。今年1月17日の施政方針演説では「『重要な隣国である韓国に対しては、わが国の一貫した立場を土台に、適切な対応を強く求めていく』と言及するにとどまっていた」とし、昨年10月、12月の演説もほぼ同じ表現だったと伝えている。

しかし、この日の演説は「雰囲気が違った」とし、「韓国は重要な隣国だとの規定は維持しているが、『国際社会の多様な課題に共に対応していく必要がある』との内容が加わった」「韓国政府に解決策を求めるという方針から一歩進み、問題解決のために緊密に疎通するとの意志が込められている」と説明。「先月21日に米ニューヨークで日韓首脳が接触するなど、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後、両国間に形成されている友好の雰囲気が反映されたもの」だと分析している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「確かに態度は変わったね。韓国がおとなしくなったから自分たちの好きなように扱っていいと思ってるんだから変わって当然だ」「何か裏取引があったようだ。日本がそう簡単にこんなことを言うわけがない」「独島(日本名:竹島)をあげると言ったんだろう」「何かあげると約束したんだろうな」「屈辱を受けながら日本と仲良くして、韓国に何の得がある?」などの厳しい声が殺到している。

一方で、「日本と韓国はいい関係になった。重要な隣国、緊密な疎通、という単語を日本の首相が発したということが、日本という国でどれだけ大変なことかをよく知る必要がある」「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は反日を叫び親中に徹した。韓国の隣国は中国ではなく日本だ。中国に夢中の文氏は中国に送ってしまえ」「文前大統領がぶち壊した日本との外交を尹錫悦政権で回復させなければいけない。韓国に害を及ぼす国は日本ではなく中国だ」など、日韓関係の回復を歓迎する声も多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)