中国の自動車情報メディア「懂車帝」にこのほど、「中国の電気自動車(EV)は海外で本当に人気なのか」とする記事が掲載された。

記事はまず、「中国のEVが海外で人気」などと「興奮気味な」文章や動画をネット上でよく目にするが、実際に海外メディアを探してみても(そうした情報は)全く見つからず、それを裏付けるデータもないと指摘した。

その上で、欧州のEV登録追跡サイト「EU-EVs」による、2021年の欧州11カ国におけるブランド別EV販売台数トップ20と22年8月の欧州14カ国における中国ブランド別EV販売台数に関するデータを取り上げた。

そして、欧州で売れているEVブランドは独フォルクスワーゲン、米テスラ、韓国ヒョンデ、米フォードなどであり、そうしたブランドと「腕相撲」できるのは、中国の吉利(Geely)とスウェーデンのボルボが共同所有するEVブランド「極星(Polestar)」と中国企業の下で再興した英国発祥のブランド「名爵(MG)」だけで、純国産の比亜迪(BYD)、蔚来(NIO)、小鵬(XPENG)、理想(Li Auto)はリストに載る資格すらないとした。

21年の欧州11カ国におけるブランド別EV販売台数トップ20によると、極星が1万4720台で17位、名爵が1万4228台で18位だったのに対し、トップのフォルクスワーゲンは12万4389台だ。

記事によると、BYDと蔚小理(蔚来、小鵬、理想の頭文字)は「もっと悲惨」で、BYDが1239台、蔚来が200台、小鵬が486台。

記事は、中国は今年1〜7月の自動車輸出台数でドイツを抜いて日本に次ぐ世界2位となったが、ガソリン車などの「燃油車」とEVなどの「新エネルギー車」を合わせたデータであり、燃油車が大きな割合を占めていると指摘。中国のEVを海外で「做大做強(大きく強く)」させ、輝かせたいなら、いくつかの愛国的な記事に頼るだけでは不十分だと論じた。(翻訳・編集/柳川)