2022年11月20日、韓国・国民日報は「サウジアラビアのムハンマド皇太子が19日の訪日予定を急きょ取りやめたのは、サウジの石油減産政策を会談の議題にしようという日本側の要請に不満があったため」と報じた。

ムハンマド皇太子は訪韓、タイでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席の後、19日から2泊3日で日本を訪れ、20日には岸田文雄首相と会談し、21日には日サウジのビジネスフォーラムに参加する予定だった。ところが17日の韓国訪問中に急きょ取りやめると発表した。

韓国の与党関係者は「ムハンマド皇太子の訪韓時、サウジ側は訪日予定を最終調整中だった」とし、「急きょ取りやめたのは、サウジが推進中の原油減産政策について議論しようと日本から要請があったため」と話したという。

ムハンマド皇太子は新婚旅行で日本を訪れるなど日本への関心が高いことで知られており、今回の訪日取りやめの背景に注目が集まっていた。

一方、韓国の政府と企業は17日のムハンマド皇太子との会談で、ネオムシティに関し26件に上る契約、了解覚書(MOU)を締結した。財界では、これらが履行された場合40兆ウォン(約4兆1434億円)規模の経済効果が生まれるとみている。

韓国大統領室は、尹大統領が17日の会談を通してムハンマド皇太子と「大きな信頼関係を築いた」と説明した。ムハンマド皇太子は韓国を出国する際に尹大統領に電報を送り、「私と代表団を歓迎し、手厚くもてなしてくれたことに深く感謝している」と伝えたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹政権のすばらしい成果」「韓国の勝ち、日本の負け」「ムハンマド皇太子は、世界10大強国である韓国の大統領の質素な官邸生活に感動したそうだ。官邸に招待するという尹大統領のアイデアでさらに強固になったサウジとの外交により、韓国経済が跳躍することを願っている」など、尹政権への称賛の声が上がっている。

また「実際は日本の背後にいる米国への不満だ」「日本は米国が喜ぶ行動ばかりしている」「招待した客に嫌なことをさせるなんて、日本はどうしちゃったのか」などと指摘する声も。

その他「日本は石油問題でサウジと戦えるだけの国力を持っている。韓国は持っていないからペコペコするしかない」「韓国も路線をはっきりさせないと。絶対に米国を裏切ってはならない」「ムハンマド皇太子は日本よりW杯を観に行きたかったようだ。しっかり映っていたよ」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)