2022年11月21日、韓国・MBCは「アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため17〜20日にタイのバンコクを訪問した韓悳洙(ハン・ドクス)首相が、日本の岸田文雄首相と友情を深めた」と伝えた。

記事によると、韓首相はAPEC期間中、岸田首相と並んで座り会話をしたり、近い距離で言葉を交わしたりする姿が多くカメラにとらえられた。17日に行われた夕食会、18〜19日に行われた首脳会議の他、ワーキングランチでも両首相は隣り合って座っていたという。

APEC首脳会議には加盟国と招待国、合わせて24カ国の首脳級が出席した。「大勢の首脳が集まる空間で日韓首相が4日間ぴったりくっついて過ごしたのは、首脳の席次が単純に、登録されている国・地域名のアルファベット順に指定されているため」だと、記事は説明している。JとKで始まる日本(Japan)と韓国(Korea)は、否応なしに隣の席に座ることになる。ただ、記事は「隣の席だからといって、誰でも親しくなれるものではない」とも指摘し、「互いへの好感度はともかく、何よりも言葉の壁がある」と伝えている。

韓首相は英語での会話を得意としており、今回のAPECにも通訳は同行していなかった。岸田首相には通訳が同行していたが、元外相ということもあり英語で十分に私的な交流ができることは知られている。APEC首脳会談では会議場に通訳は入場できなかったという。

韓首相は「岸田首相とは、日本で会った時に公的な話はほぼ全てすることができた。20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とも首脳会談を行っているので、今回は若干『パーソナルな会話』が多かった」「日本の首相と会談しようと思ったら日程調整などが難しいが、何度も顔を合わせたおかげで親しくなった」と話したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国を軽視している国の首相と親しく付き合う首相に、それをあっぱれと称賛するメディア。親日政権にはぞっとする」「岸田首相の子分じゃないの」「これは友情ではなく、親分子分の関係と言うんだよ、記者さん」「ぴったりくっついて、何か指示を受けたんだろう」「日本に国を売り渡すつもりか?」「経済、外交、安保、内政、どれもだめ。唯一、力を入れているのは親日だけ」「日本と親しくなっていいことなんかある?」「自国民に支持されていない者同士の友情(笑)。頑張れよ。信頼ゼロ、期待ゼロだけどね」など、厳しいコメントが殺到している。

一方で、「両国関係が正常化しつつあるみたいだね」など肯定的な声も見られた。(翻訳・編集/麻江)