2024年2月17日、環球網は、米航空宇宙局(NASA)の飛行機が台湾上空を低空飛行し、軍用空港で「タッチアンドゴー」を行い、台湾当局の説明に対する疑問の声が出ていると報じた。

記事は、自由時報や中央社などの台湾メディアが16日に報じた内容として、NASAの飛行機2機が15日午前に台湾の恒春半島を超低空飛行して台湾南部上空を頻繁に往復した上、台南、嘉義などの軍用空港で車輪を地面に接触させた後直ちに再離陸する「タッチアンドゴー」を行ったと紹介。飛来した2機はDC-8とガルフストリームIII(G-III)だったと伝えた。

そして、台湾の環境当局が15日夜に「同日11〜15時に市民が各空港で目撃したNASAの飛行機は、環境当局がNASAとアジア太平洋諸国との協同で実施している、アジアの大気品質に関する機載・衛生調査計画の一環である。DC-8は雲嘉から高屏の地上46〜1万1000フィートの大気汚染物について調査し、G-IIIは高度2万8500フィートで台中から屏東の間を巡航した」と説明する声明を発表したことを紹介している。

その上で、台湾ネットユーザーからは「これは本当に純粋な科学研究なのか」「NASAの飛行機が台湾上空を飛ぶなんて、台湾にはメンツがないのか」「どうして台湾の防衛当局は警報を発表しなかったのか」といったコメントが寄せられたとした。

また、Facebookの軍事ファンによるページ「TaiwanAdiz」がこの件について、「恒春は戦備空港、台南と嘉義は軍用空港だ。G-IIIが高高度でモニタリングしたのは理解できるが、フィリピンからやってきたDC-8が車輪を出して『ローアプローチ』を行ったのは異常。しかも、台南と嘉義ではタッチアンドゴーをしており、大気の質を観測する動きとしては理解に苦しむ」とした上で、今回のNASA機の行動が単なる大気モニタリングではない可能性があると指摘し「今後、米軍沖縄基地から台湾の北部、東部の空港に向けて『モニタリング』が行われるかどうかを観察する必要がある」との見解を示したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)