韓国貿易協会の国際貿易通商研究院は18日に発表した報告書で、中国の情報通信(IT)産業の需要回復が韓国の対中輸出増を後押しするとの見方を示した。中国メディアの環球時報が19日、韓国・聯合ニュースの報道として伝えた。

それによると、報告書は「今年の中国のIT需要回復速度は9.3%で、世界平均の6.8%より速いと予想される」とし、「このため韓国の対中IT輸出は大きく増える」との見通しを示した。対中輸出不振は主力である半導体を含むIT品目の輸出不振によるものであり、中国のIT需要回復が対中輸出全体の回復につながるという分析だ。

報告書によると、昨年の韓国の対中輸出額は前年より310億ドル(約4兆6500億円)減少し、半導体、コンピューター、ディスプレー、無線通信機器、家電の5大IT品目が輸出減少額全体の64%(198億ドル=約2兆9700億円)を占めた。

昨年の韓国の対中輸出20大主力品目のうち13品目で中国市場シェアが低下し、特にディスプレー、コンピューター、半導体製造装置のシェア低下が顕著だった。

他方、報告書は「対中輸出と貿易収支が大幅に改善するものとみられるが、中国を相手に過去のように大規模な貿易黒字を続けるのは容易ではないだろう」との見通しも示した。(翻訳・編集/柳川)