日本各地で大雨による災害が発生していますが、全体的には少雨傾向となっています。
国土交通省関東地方整備局などは、埼玉県と東京都に水を供給する荒川水系荒川で21日09:00から、23年ぶりとなる20%の取水制限を開始しました。現時点では一般家庭への供給には影響はないとしていますが、現状で小雨傾向が続いており、水源となるダムの貯水率がさらに低下した場合は、さらなる制限率の引き上げを実施する場合もあるとしています。
四国でも、一旦取水制限が解除された河川でも再び貯水率が減少しており、再度の取水制限が実施される可能性があります。【7月21日13:30現在、レスキューナウまとめ】

■対応状況
【取水制限実施】〔国土交通省・静岡県・和歌山県〕
<関東>
・荒川水系荒川   :水道・農業用水20%(7月21日09:00〜) 7月5日から実施中の10%取水制限から引き上げ
・利根川水系鬼怒川 :水道・農業・工業用水10%(7月6日09:00〜)
・利根川水系渡良瀬川:水道・農業用水10%(6月23日09:00〜)

<中部>
・大井川水系大井川 :水道用水5%、農業・工業用水10%(6月19日15:00〜)
・櫛田川水系櫛田川 :水道・農業・工業用水全体で30%相当(6月22日00:00〜)
・宮川水系宮川   :農業用水35%(6月22日00:00〜)

<近畿>
・有田川      :水道・農業・工業用水10%(6月22日10:00〜)

<中国>
・斐伊川水系斐伊川 :水道・農業用水全体で30%相当(7月18日09:00〜)

<四国>
・重信川水系石手川 :水道用水5%、農業用水22.5%、かんがい用水10%(7月1日00:00〜)
・吉野川水系銅山川 :水道用水5%、工業用水30%(6月19日00:00〜)
・吉野川水系吉野川 :水道・農業・工業用水20%(6月17日09:00〜)

【対策中】〔国土交通省〕
<関東>
・那珂川水系那珂川 :渇水対策支部設置(3月10日〜)
・久慈川水系久慈川 :渇水対策支部設置(3月10日〜)

【解除】〔国土交通省・静岡県〕
<中部>
・天竜川水系天竜川 :取水制限解除(7月6日)
・木曽川水系木曽川 :渇水対策支部解散(7月13日)

<四国>
・那賀川水系那賀川 :取水制限解除・渇水対策支部解散(6月21日)
・物部川水系物部川 :取水制限解除・渇水対策支部解散(6月21日)

<九州>
・矢部川水系矢部川 :渇水対策支部解散(7月10日)

■各地の状況
<全国>
・農水省は3日、少雨傾向の長期化による農業用水供給や農作物生育への影響懸念から「農業用水緊急節水対策本部」を設置、渇水状況への対応策を図る〔日本農業新聞〕

<東北>
・秋田県の雄物川水系渇水に備える対策会議が開催。雄物川の流量は渇水の目安を上回り、玉川ダムの貯水量もほぼ満水を維持も、梅雨入り後の降水量が平年よりも少なく、今後の雨の状況によっては水不足になる可能性を踏まえ、渇水対策の手順再確認を実施〔ABS〕

<中部>
・5月末に農業用水の供給を停止した三重県津市の安濃ダムで、7月19日に給水を再開。貯水率は30%(平年の半分以下)だが、稲作に支障が出かねないため。供給量は本来必要な水量の半分から3分の1に留まる〔読売新聞〕