[ロンドン 21日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は21日、利益相反の可能性を申告しなかったホッグ副総裁(銀行・市場担当)が先週辞任したことを受け、英中銀の説明責任基準に懸念が生じていることに理解を示した。

カーニー総裁はロンドンでの講演で、英中銀は「残念な出来事」から教訓を得るだろうとし、「このうっかりミスが深刻な過ちでもあることを理解している。ホッグ氏がわれわれの新たな(行為)規範の策定を監督していた事実によって深刻さは増した」と指摘した。

また、ホッグ氏が中銀副総裁にふさわしくないとの議会の判断を完全に尊重すると述べた。

この問題で、民間セクターの予想よりも厳しい対策を計画していることも明らかにした。

カーニー総裁はまた、今回の問題が銀行業界に対する事実上の規則強化につながることは望ましくないとした上で、過ちを率直かつ正直に認める向きへの自動的な解任処分は妥当ではないとの考えを強調した。

経済については、単月の指標に過剰反応すべきでないとした。この日発表された2月の英消費者物価指数(CPI)は前年比2.3%上昇し、2013年9月以来の大幅な伸びとなった。前月は1.8%上昇。伸びがイングランド銀行(中央銀行)の目標とする2%を上回るのは2013年末以来。