[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、ドイツ銀行<DBKGn.DE>の2大株主に対する特別審査を検討している。南ドイツ新聞が16日、規制当局関係者の話として報じた。

同紙によると、ECBはドイツ銀行の株式をそれぞれ10%弱保有するカタール王族と中国の海航集団(HNAグループ)を検査する可能性がある。

ECBとドイツ銀行はコメントを拒否した。

特別審査は投資家について信頼できるかどうか、財務基盤がしっかりしているかどうかを見極めることが目的で、通常は10%以上の株式を保有する株主が対象となる。

しかし同紙によると、ECBは今回初めて、10%未満の保有比率にもかかわらず大きな影響力を行使していると確認されれば発動可能な例外ルールを適用する可能性がある。

2014年から株主となっているカタール王族、今年に株主となったばかりの海航集団はドイツ銀行に取締役をそれぞれ1人送り込んでいる。

株主総会に出席する株主の数が通常少ないため、両株主ともに事実上、重要な決定を阻止することが可能となっている。同紙によると、関係筋は「両株主ともに10%以上の株式を保有しているように扱われるようだ」と述べた。