[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の112円前半。先週末の弱い米経済指標や、米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案への反対増加報道などでドル売り基調となった。一方、ユーロ/ドルは節目の1.15ドルを上抜け、1年2カ月ぶりの高値圏に上昇した。

午後のドル/円は112円前半を中心に推移した。午前からドル売りの流れが続く中、後場の日経平均が弱含みで始まると、111.98円まで下押しした。その後、小幅に持ち直したものの、日経平均が軟調で米長期金利が低下傾向にある中、ドル/円の戻りは鈍かった。

一方、午後のユーロ/ドルは1.15ドル前半で堅調に推移した。今週は欧州中央銀行(ECB)理事会があり、思惑が先行しやすいという。午前の取引で節目の1.15ドルを上抜け、一時1.1537ドルまで上昇。2016年5月以来の高値をつけた。

アジア時間にユーロ/ドルが大きく動くのは珍しい。市場からは「ドラギECB総裁が理事会後の会見で出口戦略の地ならしをするような発言をするとの期待がフライング気味に出たのではないか」(外為アナリスト)との見方が聞かれた。

<午前のドルは上値重い>

ドル/円は朝方に112.60円付近で推移していたが、じりじり水準を切り下げ、正午前に112.08円まで下落した。

先週末に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)、小売売上高統計が市場予想に届かなかったことで、米連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切れるかについて懐疑的な見方が強まり、地合いの弱さにつながったという。

オバマケア代替法案の上院での採決を巡っては、共和党議員2人が17日夜遅くに反対を表明。既に2人の共和党議員が反対を表明しており、これで与党造反が4人となり、上院での賛成票は過半数に届かず、可決は難しくなった。経済政策の遅れが拡大するとの思惑が出たことも、ドル/円の上値を抑える圧力となったようだ。

市場では、投機筋の円ショートが膨らんでいることから、いったんポジションが巻き戻されることへの警戒感も出ているという。米商品先物取引委員会(CFTC)のIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(7月11日までの1週間)で円の売り越しは11万2125枚で、前週の7万5036枚から増加。今年3月半ば以来の高水準を記録した。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.10/12 1.1520/24 129.15/19

午前9時現在 112.59/61 1.1471/75 129.16/20

NY午後5時 112.62/65 1.1478/79 129.24/28

(為替マーケットチーム)