[ロンドン 18日 ロイター] - 英国の消費者物価指数の伸びが6月に鈍化したことを受け、イングランド銀行(英中央銀行)が近く利上げするとの観測が急速に後退した。

英国立統計局(ONS)が発表した6月の英消費者物価指数(CPI)は前年比2.6%上昇となり、前月の2.9%から鈍化。上昇率の鈍化は昨年10月以来初めてで、エコノミスト予想の2.9%も下回った。

これを受け英5年債<GB5YT=RR>利回りは0.60%、10年債<GB10YT=RR>利回りは1.21%と、それぞれ6ベーシスポイント(bp)低下し、ともに6月28日以来の低水準を付けた。

このほか短期金利先物が上昇し、市場で英中銀の利上げ時期が後ずれしていることが示された。

ロイターの計算によると、オーバーナイト・インデックス・スワップの水準は英中銀が年末までに利上げを決定する確率が約20%であることを示している。1週間前は約50%だった。

インベステックのエコノミスト、ビクトリア・クラーク氏は「今回のCPI統計を受け、英中銀が次回8月の会合で政策据え置きを決定するとの見方を強めた」としている。

英10年債利回りと独10年債利回りの差は65.2bpと、昨年8月終盤以来の水準に縮小している。