[19日 ロイター] - 米銀大手モルガン・スタンレー(モルガンS)<MS.N>が発表した第2・四半期決算は、予想を上回る11%の増益となった。事業全般で収益が伸び、トレーディング収入はライバルのゴールドマン・サックス<GS.N>を上回った。

普通株主帰属の利益は15億9000万ドル(1株当たり0.87ドル)と、前年同期の14億3000万ドル(同0.75ドル)から増加。1株利益はトムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト予想の0.76ドルを上回った。

収入は7%増の95億ドル。市場予想は91億ドルだった。

債券トレーディング収入は4%減の13億ドル。唯一の弱材料だが、ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)が目標としていた10億ドル、ゴールドマン・サックスの11億6000万ドルをいずれも上回った。

債券トレーディング収入がゴーマンCEOの目標を達成するのは5四半期目、また2四半期連続でゴールドマンのトレーディング収入を上回った。

また4%の落ち込み幅は、ゴールドマンの40%減、シティグループ<C.N>やバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>、JPモルガン・チェース<JPM.N>の6─19%減より小幅にとどまった。前年は英国の欧州連合(EU)離脱決定で取引量が急増していた経緯があり、今年は米銀大手全体で債券トレーディング収入の落ち込みが鮮明となっている。

モルガンSの総トレーディング収入は約2%減の32億ドル。従来から強みとする株式トレーディング収入がやや増加したことで、小幅なマイナスにとどまった。ゴールドマンのトレーディング収入は31億ドル。

ゴーマンCEOは「第2・四半期決算は、取引環境が抑制されている中でもわれわれの事業が底堅いことを示した」と述べる。

ウェルスマネジメント事業は過去最高の四半期業績を記録した。収入は9%増の42億ドル。利益率は25%と、ゴーマンCEOが掲げる目標レンジの上限となった。

投資銀行部門の収入は25%増の15億3000万ドル。

最も規模の小さい、投資運用事業の収入は14%増の6億6500万ドルとなった。

株主資本利益率(ROE)は9.1%と、ゴーマンCEOが年末までの達成目標としている9─11%のレンジ内にある。ゴールドマンの8.7%も上回った。

序盤の取引で、同行株価は3.5%高の46.73ドル。年初から前日までは約6.8%値上がり。

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