[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の職員代表は19日、ドラギ総裁の顧問の選定過程に問題があったとして、欧州連合(EU)の一般裁判所に訴訟を起こした。

ECB職員代表のカルロス・ボウルズ氏は、ECBの専任役員会が顧問職を公募せず、他の人の応募機会を不当に奪ったと主張している。

今年2月に総裁顧問に選ばれたローランド・シュトラウプ氏は、ドイツ人のエコノミスト。金融政策の素案策定で重要な役割を担うほか、他の5人の専任役員の側近の調整役も務める。

ECBの上級職の任命をめぐり、訴訟が起こされたのは初めて。

訴えでは、シュトラウプ氏の資質は問題視されていない。

ボウルズ氏は、選任委員会が直接顧問を指名すれば、職員の間に上司の歓心を買おうする動きが広がりかねないと主張していた。

ボウルズ氏は「(選定過程が)公開性、透明性、対等なアクセス、非差別の原則に反する」と主張している。

ECBの報道官は「まだ訴状を見ていない。今回の人事がECBの規則に完全に則ったものであることを確認する機会になると歓迎したい」と述べた。