<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の112円前半。正午過ぎに日銀による金融政策の現状維持が伝わった直後にやや上下したが、その後は日銀総裁の会見や欧州中央銀行(ECB)理事会といった中銀イベントを控えて、112円前半での小動きが続いた。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国株高が支援材料となる中、日銀の金融政策が現状維持となったことが投資家に安心感をもたらし、後場に一段高となった。TOPIXは年初来高値を更新。東証1部の時価総額は1年11カ月ぶりに600兆円を超えた。

東証1部騰落数は、値上がり1491銘柄に対し、値下がりが399銘柄、変わらずが133銘柄だった。

<短期金融市場> 17時45分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.056%になった。準備預金の積み初期で落ち着いた取引で、朝方はマイナス0.045─マイナス0.075%を中心に取引された。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。

<円債市場> 

国債先物中心限月9月限は前日比1銭高の150円14銭と小反発して引けた。前日の米債安に加えて、日経平均株価の堅調で、朝方から上値の重い展開となった。日銀は金融政策決定会合で、現行の政策維持を決定。展望リポートで物価見通しを下方修正し、物価目標達成時期を先送りする一方で、実質GDP見通しを上方修正したが、「事前報道通りの内容」(みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏)となり、相場への反応は限られた。きょうの海外市場で予定されている欧州中央銀行(ECB)理事会で、緩和縮小・金融正常化に向けた議論を見極めたいとして、様子見ムードが広がった。

現物市場は小動き。盛り上がりに欠く中、一段の金利低下に対する警戒感から超長期ゾーンに短期筋から調整売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は同横ばいの0.070%。