[21日 ロイター] - 21日の米金融・債券市場では、10月に償還を迎える3カ月物財務省短期証券(Tビル)<US3MT=RR>の利回りが大幅に上昇した。議会が連邦債務の上限引き上げに失敗した場合の債務不履行(デフォルト)リスクが意識されたことが背景で、週間ベースでも3カ月物Tビル利回りは、3月3日以来の大幅な上昇となった。

10月19日に償還を迎える3カ月物Tビル<US3MT=RR>の利回りは21日、1.16%に上昇し、6カ月物Tビル<US6MT=RR>の利回り(1.10%)を上回り、2008年10月以来の高水準に迫った。

米議会予算局(CBO)は先月、政府の債務不履行を回避するため、議会は10月中旬までに連邦債務上限を引き上げる必要があるとの認識を示した。

医療保険制度改革(オバマケア)修正案を巡り共和党内で意見の対立が続くなか、投資家は連邦債務上限の引き上げがぎりぎりまで先延ばしされることを警戒している。

政府の手元資金がほぼ底をつくのは10月になる可能性が最も高いとの見方から、10月償還のTビルが売られているもよう。

資金調達市場では、その大半が翌日物の借り入れのため、まだ連邦債務上限引き上げ巡るリスクが意識されていない。ただ、10月までに何も解決策が見つからなければ、状況は変わるとみられている。