[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のアレックス・ブラジエ理事(金融安定担当)は24日、消費者信用の急速な伸びが銀行の資産悪化につながる可能性に備え、銀行に資本の積み増しを義務付ける可能性があると表明した。

理事は講演で、融資は全体としては英経済の成長に沿って伸びているものの、自動車ローンやクレジットカードローン、消費者ローンの残高は10%増と、所得の伸びを大幅に上回るペースで膨らんでいると述べた。

経済が好調な局面では、銀行は融資基準を緩和することができると考えるが、「こうした流れがらせん状に続いて消費者はいっそう債務を蓄積して行く」と指摘。

「貸出基準は非常に急速に責任ある状態から無責任な状態になり得る。銀行は油断の悪循環にはまだ陥っていないが、そうしたリスクに直面しているかもしれない」と警鐘を鳴らした。

その上で、消費者信用が急速に伸びる中で、「防衛線」として機能する銀行のストレステスト(健全性審査)の頑健性を保つため、今年は銀行の消費者ローンの審査を強化すると言明。

「9月までには消費者信用の急速な伸びが『防衛線』に隙間を作り出しているかどうか評価し、隙間ができていることが分かれば埋める」と述べた。

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