[東京 26日 ロイター] - 正午のドルは、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111.91/93円。前日海外市場でドルが1円超上昇した流れを受け、午前9時台にドルは午前の高値112.08円まで上昇した。

しかし、その後まもなく利益確定売りが流入したほか、仲値にかけては実需勢のドル売りが勝り、ドルは111.89円付近まで下落した。

その後、株が上げ幅を縮小したことや、前日8ベーシスポイント上がった米10年債利回りが反落したことで、111.84円まで改めて売り込まれた。

注目される今夜のFOMCでは、金融政策は現状維持となる見込みで、サプライズとなるような発表はないと見られている。

JPモルガン・チェース銀行、為替調査部長の棚瀬順哉氏は「政策変更なしで、インフレに対する見方も変えないとみている。シナリオ通りであれば、昨日FOMC前のポジション調整で金利が上がった分は剥げ落ち、ドルも110円台まで下押しする可能性がある」という。

ただ、FOMCではバランスシートの縮小をいつ開始するのか、どれほどの時間をかけて、どれほどの規模まで最終的に圧縮するのかが検討される見通しのほか、インフレ率の低迷についても討議されるはずで、そうした内容は、今回のFOMCの議事要旨が公表される8月16日まで待つ必要がある。

イエレン議長は、インフレ率の低迷について、携帯電話料金の格安パッケージの導入や処方箋医薬品の値下げといった「一時的」な要因が背景にあるとの見方を維持している。