[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局(NBS)が27日発表した6月の中国工業部門企業利益は前年同月比19.1%増の7277億8000万元(1078億3000万ドル)となり、伸びが前月(16.7%)から加速した。

借り入れコストの上昇で利ざや縮小懸念が強まっているものの、景気モメンタムが引き続き堅調であることが示唆された。

1─6月は前年同期比22.0%増の3兆6300億元。1─5月は同22.7%増だった。

6月の利益の堅調な伸びは鉄鉱石をはじめとするコモディティー(商品)への需要が引き続き強いことが一因。商品価格は緩やかに回復している。

統計局の何平氏は発表文の中で、鉄鋼や自動車、電子機器セクターで利益の伸びが加速し、全体の利益を押し上げたと説明。「注視が必要な問題は企業の資金調達コストの上昇だ」と付け加えた。

6月末時点の工業部門の負債は前年比6.4%増。5月末は同6.5%増だった。

1─6月の中国国有企業の利益は45.8%増の8055億元。1─5月は53.3%増だった。

工業部門企業利益は、主要な事業からの年間売上高が2000万元以上の企業を対象としている。

*内容を追加しました。