[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の111円付近だった。米長期金利低下とドル売りの流れが続く中、いったん110円後半まで下押ししたが、その後は小幅に反発した。

前日海外時間に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が若干ハト派的だったとの受け止めから、FOMC前に膨らんだ投機筋のドル買い、米債券売りのポジションが巻き戻され、ドル安/米長期金利低下の流れとなった。

ドル/円はじりじり下げ、午後1時頃に110.78円まで下落した。ただ、同水準では国内実需筋の買い意欲がみられ、下げ止まった。株式市場に海外勢の資金が流入、株高となったこともドル/円が持ち直すきっかけとなった。

複数メディアが民進党の蓮舫代表が辞任の意向を固めたと伝えたが、「経済・景気・金融政策などに何の影響も与えない」(国内金融機関)として、材料視はされなかったもよう。

一方、ユーロは一時1.1777ドルまで上昇し、2015年1月以来の高値をつけた。1.1750ドル付近に観測されていた売りをこなし、上げの勢いを強めたという。

<実需のフローは飲み込まれる>

この日はスポ末とよばれ、きょうのスポット取引の決済が月末となるため、実需のフローも散見された。ただ、売買交錯が交錯する中、投機筋によるポジションの巻き戻しに飲み込まれた。

FOMC声明では、バランスシートの縮小に関して、6月声明の「今年中」から今回は「比較的早く」という文言に変わり、幅を持たせた。

物価の現状に関しては、6月声明の「2%をやや下回っている」から今回「2%を下回っている」に変更した。物価の現状認識の変化については、インフレ率の見通しについてFRB内で相当議論があることの証だと見られている。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.03/05 1.1737/41 130.32/36

午前9時現在 111.15/17 1.1730/34 130.39/43

NY午後5時 111.15/19 1.1732/36 130.44/48

(為替マーケットチーム)