[東京 27日 ロイター] - 日立建機 <6305.T>は27日、2017年4―6月期(IFRS)の調整後営業利益が前年比6.8倍の167億円になったと発表した。これは2008年以来の水準。豪ブラッドケンなど買収事業が寄与するほか、中国や北米の建機需要の増加も利益を押し上げた。

ただ、2018年3月期の通期見通しは据え置いた。桂山哲夫・執行役常務財務本部長は会見で、「関心は中国の需要動向。空港や道路などのインフラ投資は大きく伸びているが、どこまで続くか見極めたい」と述べた。また、為替動向も不透明要因に挙げた。

2017年度の油圧ショベル世界需要は、前回見通しから1万台引き上げ、18万5000台(前年比7%増)とした。特に中国の需要が強く、前年比6%増から同29%増へと修正した。桂山常務は「想定以上に中国の需要が回復している」としながらも、上方修正には4―6月期の上振れ分を加味しただけと説明した。

18年3月期の連結営業収益は前年比7.4%増の8100億円、調整後営業利益は同62.7%増の460億円の見通し。前提となる為替レートは1ドル106.3円、1ユーロ113円。

(清水律子)