[27日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が発表した第2・四半期(6月末終了)決算は、売上高は増加したものの、77%の大幅減益となった。動画コンテンツやインドなどへの積極的な投資が利益を圧迫した。

アマゾンは第3・四半期見通しで営業赤字に陥る可能性を示した。

株価は、引け後の時間外取引で3.2%下落した。年初からは40%近く上昇していた。

純利益は1億9700万ドル(1株当たり0.40ドル)と、前年同期の8億5700万ドル(同1.78ドル)から減った。

純売上高は24.8%増の379億6000万ドル。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想は、1株利益が1.42ドル、売上高は371億8000万ドルだった。

ベアード・エクイティ・リサーチのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は、アマゾンの利益率について、若干強弱入り混じった数字だったが、中核の小売部門の伸び加速や、クラウド事業アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の比較的安定的な成長が長期的な明るい見通しを下支えしていると説明した。

AWS事業の収入は42%増の41億ドルだった。今後、フランス、スウェーデン、中国で事業を拡充する計画という。

アマゾンは第3・四半期については、営業損益が3億ドルの黒字から4億ドルの赤字になると予想。ファクトセット・ストリートアカウントのアナリスト予想では9億3100万ドルの営業利益が見込まれている。

第2・四半期の営業費用は28.2%増の373億3000万ドルだった。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリストは、アマゾンのマーケティング、コンテンツ、商品の注文から発送までに関わるコストなど、あらゆる部門で営業費用が増加したと指摘した。

アマゾンのオルサフスキー最高財務責任者(CFO)は電話会見で、年末商戦に向けた新規採用などで第3・四半期は通常投資が増える時期だと説明。

「ビデオ・コンテンツへの投資は前年比でも前期比でも増え続ける見通しだ」と述べ、そのことが会員制プログラム「アマゾン・プライム」への加入を後押しするとの見方を示した。

CFOは、先月に買収計画を発表した米自然・有機食品小売大手ホールフーズ・マーケット<WFM.O>に関する戦略の詳細についてはコメントを控えたものの、「当社が食料品や消費財の販売を拡大する上で、買収はこれに大きく貢献すると考えている」と語った。

アマゾンは海外事業の強化や倉庫建設、新規分野など向けに投資を拡大しているほか、2018年半ばまでに13万人以上の雇用を創出する方針。

*内容を追加します。