[パリ 28日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノー<RENA.PA>が28日発表した上期決算は、ロシアでの「ラーダ」販売や提携する日産自動車<7201.T>の業績好調が寄与し、過去最高売上高および過去最高益を記録した。

ただ一部市場での販売価格下落により、利益率の上昇には歯止めがかかった。

ルノーの株価は朝方の欧州市場で約6%下落。納入台数が10.4%増加したものの、製造部門営業利益率が4.8%と、0.1ポイントの上昇にとどまったことが嫌気されている。

27日に発表された国内のライバル社PSAグループ<PEUP.PA>の上期決算は、主力の自動車部門の営業利益率が過去最高の7.3%に上昇していた。

ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、スティーブン・リートマン氏は「中核の自動車部門の利益率は前年比で小幅上昇したものの、一部の指標はなお若干下回っている」と指摘した。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は28日に発表した同社の声明で、ルノーの上期の業績は「次の戦略計画の実施に向けたしっかりとした土台になる」と表明した。

ロシアのアフトワズ部門を含むグループ売上高は17%増の295億ユーロ(345億ドル)。営業利益は18億2000万ユーロに増加した。グループの利益率は0.1%上昇の6.2%。

全体の営業利益はアナリスト予想と一致したものの、自動車部門の売上高は270億ユーロで、予想を約5億ユーロ下回った。

クロティルドゥ・デルボス最高財務責任者(CFO)は、韓国を中心に「一部の国で価格(押し下げ)圧力が見られた」と述べた。

純利益は58%増の23億8000万ユーロ。日産の寄与分が72%増の12億9000万ユーロだった。