[ニューヨ−ク 28日 ロイター] - 米株式市場では、半導体株の上昇を行き過ぎとみる投資家が出てくる中、多くのメーカーの決算発表を控え、今後数週間に半導体株が売り圧力にさらされる可能性がある。

アプライド・マテリアルズ<AMAT.O>やエヌビディア<NVDA.O>、マーベル・テクノロジー<MRVL.O>など、フィラデルフィア半導体指数<.SOX>を構成する企業の4割が今後1カ月間に決算を発表する。

エヌビディアやラム・リサーチ<LRCX.O>は株価が年初来60%近く上昇、これらをけん引役としてフィラデルフィア半導体指数も年初来20%超上昇し、S&P情報技術指数<.SPLRCT>はS&Pの主要セクターで最も高い伸びを見せている。

第2・四半期決算への期待がこうした株価上昇を支えており、トムソン・ロイターのデータによると、半導体と半導体製造装置銘柄は前年比40%超の増益と、ハイテクセクターで最も大きな成長を記録するとみられている。

グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループのシニアマーケットストラテジスト、ピーター・ケニー氏は「半導体がハイテクセクター、特に大型ハイテク株の核心であり、第2・四半期の流れをけん引している」と指摘した。

その上で「持続するかが問題で、市場の期待通り持続したとしても、割高感があまりに強くなれば循環売りが出る可能性がある」との見方を示した。

S&P500半導体・半導体製造装置指数<.SPLRCSE>構成銘柄の予想株価収益率(PER)は15.2倍と、5年平均の14.4倍を上回っている。ただ、S&P総合500種<.SPX>全体の約18倍は下回っている。

このほか、31日からの週はアップル<AAPL.O>が8月1日に4─6月期決算を発表する。スマートフォン(スマホ)「iPhone7」と「iPhone7プラス」の販売増やサービス部門の好調が寄与して売上高が増加すると予想されている。「iPhone」の次期モデル発売を前に、当期のスマホ販売実績に注目が集まる。アップルは通常9月に最新モデルを発表するが、今回は複数メディアで10月にずれ込む可能性があると報じられており、7─9月期の業績見通しにも注目が集まる。