[31日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで2015年1月以来の安値を付けた。月末特有の調整が入ったほか、7月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)統計を受け、欧州中央銀行(ECB)が金融引き締めに向け動き続けるとの見方が確認されたことが背景。

米国の低インフレへの懸念からドルは対円では6月15日以来の低水準を付けた。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反発。底堅い決算を発表した金融大手HSBCホールディングス<HSBA.L>の値上がりが相場を押し上げた。

FT100種は月間ベースで約0.8%高となった。

HSBCは1.8%上昇した。上半期利益が5%増となったほか、ここ1年間で3度目となる自社株買いを発表したことが好感された。

鉱業株も買われた。世界最大の一次産品消費国である中国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)が好調だったことで銅価格が2年ぶりの高値を更新したことが追い風となった。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続落。たばこ銘柄が売られたほか、投資判断の引き下げや軟調な決算が材料視された。

STOXX欧州600種指数<.STOXX>は月間ベースで0.4%安となった。7月はユーロ高の影響で輸出銘柄を中心に売り込まれた。2カ月連続のマイナスとなった。

たばこのインペリアル・ブランズ<IMB.L>とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>は前営業日に続き売られ、5.9%と5.0%それぞれ下落した。前週末に米食品医薬品局(FDA)がたばこに含まれるニコチンの量を中毒性のない水準に引き下げることを目指すと表明したことが嫌気された。

フランスのCAC40指数<.FCHI>は0.73%低下し、4月24日以来の安値をつけた。個別銘柄ではフランスの電気設備メーカー、ルグラン<LEGD.PA>が4.5%安。上半期決算が期待外れの内容だった。フランスの眼鏡メーカー、エシロール<ESSI.PA>は4.0%下落した。ナティクシスとインベスト・セキュリティーズが目標株価を引き下げたことが嫌気された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 南欧の国債利回りが低下した。7月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値が欧州中央銀行(ECB)が掲げる目標を大きく下回ったことで、ECBが金融刺激策を急速に縮小するとの論拠が揺らいだことが背景。

欧州連合(EU)統計局がこの日に発表した7月のユーロ圏CPI速報値は前年比1.3%上昇と、前月から横ばい。ECBが目標としている2%をやや下回る水準を依然として大きく下回った。

こうしたなかECBの刺激策で最も大きな恩恵を受けていると見られているイタリア<IT10YT=TWEB>、スペイン<ES10YT=TWEB> 、ポルトガル<PT10YT=TWEB>の国債が他をアウトパフォームし、3カ国の10年債利回りは3─7ベーシスポイント(bp)低下した。

高格付国の国債利回りはおおむね横ばい。ポルトガル10年債と独10年債<DE10YT=TWEB>の利回り格差は232bpと、2016年1月以来の水準に縮小した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]