[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日の米国株式市場は、ダウ工業株30種が5営業日連続で終値としての過去最高を更新、節目の2万2000ドルに迫った。ゴールドマン・サックス<GS.N>やJPモルガン・チェース<JPM.N>などの金融株が買われてダウを押し上げた。

JPモルガンは1.34%高、ゴールドマン・サックスは0.74%高となり、S&P金融株指数<.SPSY>は0.81%上昇した。

市場では、共和党が過半数を占める米議会とトランプ大統領が今年、減税とインフラ支出拡大の政策を推進するとの観測が後退しているにもかかわらず、ダウ工業株30種は年初来で11%上昇している。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)はこうした相場動向について「ワシントンの政界で政策が全く前進していない点を踏まえると、偉業が成し遂げられたといえよう」と述べた。

S&P総合500種構成銘柄のうち約3分の2が第2・四半期決算を発表した。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、そのうち72%は利益が市場予想を上回った。通常の四半期決算では、利益が市場予想を上回る割合は64%となっている。

こうした企業決算により、高いバリュエーションを巡る投資家の懸念が和らぐ可能性がある。トムソン・ロイター・データストリームによると、1年後の業績見通しに基づくS&P総合500種企業の株価収益率(PER)は約18倍と予想され、10年平均の14倍を上回っている。

スポーツ衣料品のアンダー・アーマー<UAA.N>は一時10%超急落し、終値は8.59%安。通年の売上高見通しを下方修正したことが売り手掛かりとなった。

自動車のフォード・モーター<F.N>は2.41%安、ゼネラル・モーターズ<GM.N>は3.39%安。両社とも7月の販売台数が減少した。

ソフトバンク傘下の米携帯電話会社スプリント<S.N>は11.15%急伸。四半期決算が3年ぶりに黒字となったことが好感された。

ゼロックス<XRX.N>は四半期決算で利益が予想を上回り、株価は5.84%上昇した。

米取引所の合算出来高は約62億株で、直近20営業日の平均である61億株より若干高い水準だった。