[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の110.75/77円だった。前日には一時110円を割り込んだが、下げが深まらなかったとして、目先の底堅さが意識された。午後にかけ、110円後半にじりじり持ち直した。

午後の外為市場では、後場の日経平均が一段高になるのを眺めて、ドル/円とユーロ/円が上値を伸ばした。

商いは薄く「値が動きやすい」(国内金融機関)とされた中で、ドル/円とユーロ/円がそれぞれストップロスを巻き込みながら急騰する場面が散見され、相互の相場押し上げに作用した。

ドル/円は一時110.93円に、ユーロ/円は131.18円に、それぞれ一時上昇した。ユーロの131円台は16年2月以来で約1年半ぶり。

ただ、ドル/円に明確な方向感は出ておらず、110円後半では調整売りニーズも強いとされる。

前日のニューヨーク市場でドル/円は109.92円まで下落したが、弱い米経済指標やそれを受けた米長期金利の低下にもかかわらず「ドル売りのモメンタムが強まらず、下げ幅がそれほど拡大しなかった」(証券会社)ことを好感し、ニューヨーク終盤から今朝にかけて、ドルの買い戻しが先行した。

午前のドル/円は、午前9時前の取引で110.40円台を推移していたが、仲値公示にかけて、実需の売りなどを受けいったん110.35円まで軟化。その後、110.60円まで小幅に反発したが、調整売りや利益確定売りに押されて伸び悩んだ。

4日の米雇用統計の前哨戦として、きょうはADP全米雇用報告が発表される。6月のADP民間部門雇用者数の伸びは15万8000人だった。

メスター米グリーブランド地区連銀総裁と、ウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁の講演も予定されている。米雇用統計を2日後に控え「彼らが賃金やインフレ率の低迷についてどのようにみているのか聞きたい」(国内銀)との声が出ていた。

米商務省によると、6月の賃金・給与は0.4%増だったが、インフレ調整後の可処分所得は0.1%減と、昨年12月以来の大幅な落ち込みとなった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.75/77 1.1821/25 130.94/98

午前9時現在 110.43/45 1.1808/12 130.42/46

NY午後5時 110.35/37 1.1801/02 130.22/26 

(為替マーケットチーム)