[2日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで約2年半ぶり安値水準をつけた。年内の米追加利上げに疑問の声が上がる一方、欧州中央銀行(ECB)が緩和策の解除に踏み切るとの見方が広がった。

マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)によると、ブラード米セントルイス地区連銀総裁が、利上げをさらに行えば連邦準備理事会(FRB)が掲げる2%のインフレ目標達成を阻害する恐れがあるとして、追加利上げに反対する姿勢を示した。

市場関係者らは、この発言を受け年内の米追加利上げに懐疑的な見方が強まったと指摘する。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 3営業日ぶりに反落して取引を終えた。決算が嫌気された金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>や資源大手のリオ・ティント<RIO.L>が売られ全体水準を押し下げた。

スタンチャートは6.1%下落し、約9カ月ぶりの大幅な落ち込みとなった。上半期利益は93%増となったものの、復配を発表しなかったことが期待外れだった。

リオ・ティントは2.8%安。決算発表では、一次産品の値上がりを受け利益が2倍以上となったものの、依然市場予想に届かなかった。同業のグレンコア<GLEN.L>も1.2%の連れ安となった。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。鉱業と銀行株が売られ全体水準を押し下げた。

フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)<SOGN.PA>は4.0%下落した。決算発表で利益は市場予想を上回ったものの、悲観的に受け止められた。

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリ<RACE.MI>は3.5%下落した。業績の通期見通しを据え置いたことが嫌気された。市場は業績見通しの引き上げを期待していた。

半導体メーカーのダイアログ・セミコンダクター<DLGS.DE>とAMS<AMS.S>は3.2%と4.0%それぞれ上昇した。米アップル<AAPL.O>の主力製品であるスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の今後の需要への期待からアップル株が過去最高値を更新。アップルのサプライヤー株の追い風となった。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> ドイツと南欧諸国の国債利回り格差が数週間ぶりの水準に縮小した。高いリターンを確実にしようと、投資家がリスク選好姿勢を強めていることが背景にある。

ラボバンクのストラテジスト、マット・ケアンズ氏は「イタリアの投資家は夏の間、伊国債を使ったキャリー取引を維持できるため、ドラギ総裁に感謝している」とし、極めて緩やかに緩和を解除する「ハト派的なテーパリング」になると見込まれていると話す。

イタリア、ドイツ10年物国債の利回り格差は152ベーシスポイント(bp)程度と、4月の212bpから大きく縮小している。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは約1bp低下の0.48%。他のユーロ圏国債の利回りは総じて小動きから小幅低下となった。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]