[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国ではアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>の新旧競合企業の決算発表が佳境を迎える中、投資家はオンライン小売最大手であるアマゾンの勢いに各社がどう対抗するのか注目している。

これまでのところ、S&P1500<.SPSUP>の構成銘柄のうち約130の小売業が決算を発表。先週の発表は約50社に上った。

今後数週間に決算を発表する30社以上が、直近の発表でアマゾンに言及したり、同社の成長が業績に与える影響などの質問を受けた。

サンディエゴ州立大学のスティーブン・オシンスキ氏は「オンラインでも実店舗型でも、アマゾンを気にしていないと言う小売企業は、現実から目をそらしているか、うそをついているかだ」と指摘する。

アマゾンによる自然・有機食品小売大手ホールフーズ・マーケット<WFM.O>の買収計画を受け、ウォルマート<WMT.N>やターゲット<TGT.N>にとどまらず、スパータンナッシュ<SPTN.O>やディーン・フーズ<SPTN.O>といった食品製造・小売業などの決算にもアマゾンの影響が予想される。

また、シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は、アマゾンが次に大型買収を狙うと予想される業界として、アパレルや医薬品販売などがあると指摘する。

一方で、S&P500では今決算期で利益の伸びが最も小さいとみられているのが一般消費財セクター。同セクターは前年比3.3%増、全体では12%増の見通し。

ただ、同セクターの株価は収益率では比較的バリュエーションが高まっており、今後1年間は2009年以来の高水準に近い19倍強となるとみられている。