[7日 ロイター] - 米病院経営のテネット・ヘルスケア<THC.N>が発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は、患者数の減少を受けて市場予想より大幅な赤字となった。同社は通年の業績予想を下方修正、株価は時間外取引で約11%急落した。

第2・四半期の株主帰属の純損失は5500万ドル(1株当たり0.55ドル)と、前年同期の4600万ドル(同0.46ドル)から拡大。

特別項目を除く1株損失は0.17ドルとなり、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト平均予想の0.16ドルよりも大幅な赤字となった。

純営業収入は1.4%減の48億ドルで、アナリスト予想の49億ドルを下回った。

入院患者と外来患者を含む既存施設の患者数(調整後)は1.4%減少した。

テネットは通年の継続事業ベースの調整後1株利益予想を0.69─0.99ドルと、従来の1.05─1.30ドルから引き下げた。

また、売上高予想は191億─194億ドルとし、従来の197億─201億ドルから下方修正した。テキサス州ヒューストンの資産売却や患者数の減少などを見通しに踏まえた。

株価は米株式市場引け後の時間外取引で11.6%安の14.83ドルとなり、年初来の上げ幅をほぼ帳消しにする水準まで下げた。

トランプ政権が医療保険制度改革(オバマケア)の改廃を目指すなか、米病院株はこのところ不安定な動きとなっている。また、米病院経営最大手HCAヘルスケア<HCA.N>が前月発表の四半期決算で患者数の伸び鈍化を示すなど、患者数の減少傾向が病院株の売り要因となっている。