[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落となった。前日まで続いた連騰の最長記録は16営業日でストップした。朝方には、前日の米ダウ<.DJI>が最高値を更新するなど良好な外部環境を追い風に買いが優勢となり、取引時間中の年初来高値を連日で更新。ただ、連騰への警戒感も根強く、後場には利益確定売りが強まってマイナス圏に転落した。

朝方の日経平均は買いが先行し、1996年7月10日以来の高値2万1921円36銭に一時上昇した。ただ、勢いは続かなかった。歴史的な連騰を踏まえて短期的な調整への警戒感は根強く、じりじりと上げ幅を縮小した。

後場の急落を主導したのは先物とみられている。現物株の下げが強まった局面で先物のまとまった売りが観測されており「普段、後場に買ってきていた欧州勢が売ったようだ」(国内証券)との声が聞かれた。これを機に、利益確定売りの動きが広がった。

先物のまとまった売りは短時間で収束し、大引け間際に下げは一服した。日本株が再び上昇基調に戻るかは「きょう以降の米国株の動向次第だろう」と、いちよしアセットマネジメントの執行役員、秋野充成氏は指摘する。米国株の上昇が続くなら、日本株のつれ高に備えた海外勢の日本株ショートカバーが引き続き見込まれるという。

ただ、前日の米株は、ダウの上げが目立った一方、ナスダックやS&P総合500種の上昇はわずかだった。ダウは一部銘柄が好決算を受けて急騰した影響が大きいとみられ「反動による目先の下げを警戒する投資家もいる」(別の国内証券)との声も聞かれた。

一方、TOPIXは0.31%安と反落し、12営業日続いた連騰はストップした。東証1部の売買代金は3兆3155億円で、今年2番目の大きさとなった。「相場の流れが変わったと見た投資家の売りが膨らんだためだろう」(証券ジャパンの調査情報部長、大谷正之氏)と見られている。業種別では銀行、保険や倉庫・運輸、非鉄金属、鉄鋼が上昇率上位に入った。半面、医薬品、電気・ガス、不動産、食料品などが下落率上位だった。

個別銘柄では、米キャタピラー<CAT.N>の決算発表後の株価上昇を受け、コマツ<6301.T>が高かったほか、米長期金利の上昇を背景にメガバンクもしっかり。前日に業績予想を上方修正したキヤノン<7751.T>も堅調だった。

東証1部の騰落数は、値上がり582銘柄に対し、値下がりが1366銘柄、変わらずが84銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21707.62 -97.55

寄り付き    21900.13

安値/高値   21648.35─21921.36

TOPIX<.TOPX>

終値       1751.43 -5.49

寄り付き     1763.88

安値/高値    1746.85─1764.80

東証出来高(万株) 196843

東証売買代金(億円) 33155.66

*内容を追加しました。