[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。前週末の米株高を支えに買い優勢で始まったが、為替の円高に圧迫され大引けにかけ伸び悩んだ。きょうの米株市場が休場ということもあり、見送りムードも次第に広がった。一方、携帯子会社を上場する方針と報じられたソフトバンクグループ<9984.T>の上昇が指数の押し上げに寄与した。

朝方の日経平均は、米株高の流れを引き継いで一時180円近く上昇したが、為替の円高が改めて警戒されると、じりじりと上げ幅を縮小した。

ドル/円<JPY=>は朝方に111円を割り込み、4カ月ぶりの水準まで下落。その後は110円後半で推移した。円高進行への警戒感が引き続きくすぶっており「円高なら来期業績の伸びしろが縮むとの見方が出やすい」(三木証券の投資情報部課長、北沢淳氏)との指摘が出ていた。

12月日銀短観によると、大企業・製造業の想定為替レートは17年度で110.18円。17年度下期では109.66円となっている。

もっとも、相場全体のムードは悪くないという。「中小型株はしっかりしており、相場を支えている。個人投資家の物色意欲も引き続き旺盛だ。為替がまた円安方向に振れてくれば2万4000円台乗せも視野に入ってくる」(三木証券の北沢氏)との見方が聞かれた。

TOPIXは0.41%高。東証1部売買代金は2兆4901億円だった。業種別では証券、銀行、不動産がしっかり。一方、石油・石炭製品、鉄鋼、空運がさえなかった。

ソフトバンクグループが4日ぶり反発し、日経平均を32円押し上げる要因となった。傘下の携帯事業会社ソフトバンクを、年内にも東京証券取引所第1部に上場させる方針を固めたとの報道が材料視された。

一方、業績予想の下方修正を12日発表したプレナス<9945.T>が売られた。人件費など店舗運営コストや仕入れコストの上昇などが響くという。

東証1部の騰落数は、値上がり1162銘柄に対し、値下がりが812銘柄、変わらずが89銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23714.88 +61.06

寄り付き    23827.98

安値/高値   23685.02─23833.27

TOPIX<.TOPX>

終値       1883.9 +7.66

寄り付き     1888.63

安値/高値    1882.78─1892

東証出来高(万株) 142170

東証売買代金(億円) 24901