[20日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)の第2・四半期決算は、市場予想よりも小幅な減益にとどまった。航空機エンジン、石油・ガス、ヘルスケアの各事業が堅調で、電力・再生可能エネルギー事業の不振を補った。

ただ、通年フリーキャッシュフロー見通しを下方修正したことで、通年利益見通し達成を巡る疑念が高まり、株価は午前の取引で4.4%下落した。決算発表直後は寄り付き前の取引で1%上昇していた。

第2・四半期の調整後1株利益(年金・リストラ関連費用除く)は前年同期比10%減の0.19ドル。トムソン・ロイターI/B/E/Sがまとめたアナリスト予想は0.17ドルだった。

通年フリーキャッシュフロー見通しは60億ドルとした。従来見通しは60億─70億ドルだった。

通年の調整後1株利益見通しは1─1.07ドルに据え置いた。

JPモルガンのアナリストは「フリーキャッシュフロー見通しを下方修正しながら1株利益見通しを維持したことで、疑念が台頭した」と述べた。

RBCキャピタルマーケッツのアナリスト、ディーン・ドレイ氏は1株利益が予想を上回ったことについて、市場予想を超える経費削減を実施したことや金融部門GEキャピタルの赤字が予想ほど膨らまなかったことが寄与したと指摘。キャッシュフロー見通しの下方修正は失望を誘ったとしつつも、電力設備関連の出荷減速によるもので、「業界全体の不振継続を示すもので、新たなマイナス要因ではない」との見方を示した。

電力事業は58%減益。受注は26%減少した。

GEキャピタルの赤字は2億0700万ドルと、前年同期の1億7200万ドルから拡大した。

継続事業ベースのGE株主帰属利益は7億3600万ドル(1株当たり0.08ドル)と、前年同期の10億3000万ドル(同0.12ドル)から減少。

総売上高は301億ドルと、前年同期の291億ドルから拡大した。

また、インダストリアル関連の調整後フリーキャッシュフローは2億5800万ドルと、前四半期のマイナス17億ドルからプラスに転じた。

フラナリー最高経営責任者(CEO)は、米政府の対中追加関税措置に伴い、影響低減に向けた方策を考慮しなければ、コストが3億─4億ドル拡大する恐れがあるとの認識を示した。CEOによると、GEの中国からの輸入製品は年間29億ドル相当と、全体の約10%を占める。

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