[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場で、ドルが下落。週内に再開が予定されている米中通商交渉への期待が高まる中、安全資産としてのドルへの投資妙味が薄まった。また、トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)の利上げペースを批判したこともドルへの圧迫要因となった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.3%安の95.83。トランプ大統領がロイターとのインタビューで、パウエルFRB議長が利上げを継続する方針について「気に入らない」と述べたとのニュースが伝わった後は、ドル指数はこの日の低水準を付けた。

今回の米中通商協議は、次官級レベルでの会合となるものの、市場参加者の間では、11月に開催予定のトランプ大統領と習近平中国国家主席との会談の下地になる可能性があるとの観測が飛び交う。

BNPパリバの北米為替戦略主任ダニエル・キャットジーブ氏は「市場はドルロングとなっている。通商協議を控えた警戒感が漂っているが、ポジティブなニュースが出てくる可能性はある。そうなれば、ロングポジションには圧力がかかるだろう」と述べた。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.34%高の1.148ドル。一時広がっていたリスクオフ取引を手じまう動きが出た。欧州時間には、トルコリラ危機によるユーロ圏の銀行への影響を巡る懸念やイタリアの予算を巡る不透明性を背景にリスクオフ取引が優勢となっていた。

22日に公表される7月31日─8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や、24日に行われるパウエルFRB議長の米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムでの講演が注目される。

トルコリラは対ドルで1.5%下落。ムーディーズがトルコの長期発行体格付けを「Ba2」から「Ba3」に引き下げたことが嫌気された。

ドル/円 NY終値 110.06/110.08

始値 110.61

高値 110.64

安値 110.02

ユーロ/ドル NY終値 1.1479/1.1482

始値 1.1407

高値 1.1485

安値 1.1408

(表はロイターデータに基づいています)