[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダックがわずかに上昇する一方、ダウ工業株30種は小幅安で取引を終えた。米中通商協議や米国境警備予算を巡る与野党協議の行方に加え、2019年の企業業績見通しに注目が集まる中、おおむね寄り付きの水準付近でプラス圏とマイナス圏を行き来した。

米中両国はこの日、通商協議の進展に楽観的な見方を示した。ただ、中国は米艦船が許可なく南シナ海を航行したとして米国を非難した。

一方、米民主・共和党の有力議員は政府機関の再閉鎖回避に向けて国境警備予算を巡る協議で合意を目指している。

S&P500構成企業の第4・四半期決算は、約3分の2の企業が発表を終えた時点で全体の71.2%の利益が市場予想を上回った。ただ、アナリストによる19年第1・四半期利益の予想は0.2%減に悪化した。減益なら2016年第2・四半期以来となる。

この日は一部の業種に売りが集中し、S&Pの主要11セクターのうちマイナスとなったのは通信サービス<.SPLRCL>と公益事業<.SPLRCU>、ヘルスケア<.SPXHC>のみとなった。

ユニオン・パシフィック<UNP.N>やゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>、フェデックス<FDX.N>など貿易問題に敏感な銘柄には買いが入った。

ヘルスケアは下げが目立ち、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH.N>やファイザー<PFE.N>、メルク<MRK.N>がいずれも1%超下落した。

テスラ<TSLA.O>は2.3%高。カナコード・ジェニュイティが投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、最近の値下げが「モデル3」を手頃な価格に引き下げる目標の達成に寄与すると指摘した。

アップル<AAPL.O>は0.6%安。調査会社IDCのリポートによると、第4・四半期の中国でのiPhone販売が前年同期比約20%減となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.86対1の比率で上回った。ナスダックでも1.52対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は62億3000万株。直近20営業日の平均は74億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25053.11 -53.22 -0.21 25142.81 25196.75 25009.10 <.DJI>

前営業日終値 25106.33

ナスダック総合 7307.91 +9.71 +0.13 7327.37 7343.56 7290.03 <.IXIC>

前営業日終値 7298.20

S&P総合500種 2709.80 +1.92 +0.07 2712.40 2718.05 2703.79 <.SPX>

前営業日終値 2707.88

ダウ輸送株20種 10304.45 +127.42 +1.25 <.DJT>

ダウ公共株15種 737.69 -2.17 -0.29 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1308.88 +6.46 +0.50 <.SOX>

VIX指数 16.00 +0.28 +1.78 <.VIX>

S&P一般消費財 845.04 +1.53 +0.18 <.SPLRCD>

S&P素材 330.92 +0.62 +0.19 <.SPLRCM>

S&P工業 617.56 +3.40 +0.55 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 553.80 +1.18 +0.21 <.SPLRCS>

S&P金融 426.60 +1.07 +0.25 <.SPSY>

S&P不動産 214.98 +0.48 +0.23 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 465.97 +2.13 +0.46 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1039.02 -1.37 -0.13 <.SPXHC>

S&P通信サービス 150.78 -0.95 -0.63 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1190.90 +0.05 0.00 <.SPLRCT>

S&P公益事業 282.14 -0.24 -0.08 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.45億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 20450 + 160 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 20450 + 160 大阪比 <0#NIY:>