[東京 15日 ロイター] - 麻生太郎財務相は15日午前、閣議後の会見で、日銀の物価目標について柔軟化が望ましいとした12日の発言の真意を問われ、物価上昇率が目標の2%に達していないことは国民に批判されておらず、「こだわり過ぎるとおかしくなる」と説明した。

麻生氏は12日の参院財政金融委員会で、物価目標に向けた日銀の金融政策運営について「少し考え方を柔軟にやってもおかしくないのではないか」と発言。きょうの閣議後の会見で、「真意は何か、金融機関への副作用を懸念しているのか」と記者が質問した。

麻生氏は、2013年に政府・日銀が2%の物価目標を目指す共同声明を出して以降、「石油価格が変動するなど国際情勢が変わっており、2%にこだわっているのは新聞記者と日銀、そういったことに詳しい人だけ」と指摘。「物価が2%に上がらなかったから『けしからん』と言っている国民は1人もいないように見える」と述べ、「2%にこだわり過ぎると、おかしくなるということを考えないといけない」と語った。

また、次期世銀総裁として対立候補がなく就任が確実となったマルパス米財務次官については、正式な支持を表明した。