[フランクフルト 11日 ロイター] - 欧州の自動車メーカーは電気自動車(EV)について政府に対し、充電拠点の整備、販売拡大のための消費者向け補助金、業界が欧州連合(EU)の厳格な新排ガス規制を満たすための支援を求めている。

今週開催中のフランクフルトモーターショーで業界幹部らは、EUの規制が業界の利益と雇用に大打撃を与える可能性があると警告した。消費者の主流はEVを買いたがっておらず、大型のSUV(スポーツ用多目的車)を選ぼうとするためだ。

フランス自動車大手PSAグループ<PEUP.PA>最高経営責任者(CEO)で欧州自動車工業会(ACEA)会長を務めるカルロス・タバレス氏は「業界には排出ゼロの車社会に向けできるだけ迅速に動く熱意があるが、移行に当たり責任は(政府と)共有されるべきだ」と強調した。

タバレス氏は「EU各国政府はインフラ投資を劇的に増大することでわれわれにペースを合わせなければならない。EU域内で一貫した、持続的な購入奨励策を講じる必要がある」とも述べた。

EUは2007─21年までに二酸化炭素(CO2)排出量を40%削減し、21─30年でさらに37.5%削減することを義務付けている。EUの圧力の下でドイツ自動車各社はEV発売計画を加速している。