[ウィーン 24日 ロイター] - 米証券業界の自主規制機関である金融取引業規制機構(FINRA)は23日、クレディ・スイス<CSGN.S>の米証券部門が顧客取引の監視体制の不備を巡り、650万ドルの罰金をFINRAと大手証券取引所に支払うことで和解したと発表した。

FINRAと証取の調査では、クレディ・スイス証券(USA)が2010─14年の期間に複数の証取で直接売買することを認めた顧客について、約定を意図しない見せ玉注文などの違反行為を監視する体制を十分に整えていなかったことが発覚した。

罰金を科すことに賛同した証取運営会社はCBOEグローバル・マーケッツ、ナスダック株式市場、ニューヨーク証取と3社の傘下にある証取。

FINRAは声明で、監視体制の不備に加え、クレディ・スイスは市場アクセス規制の複数の規定に違反したと指摘。規制では、顧客に証取などで直接の売買を認める際は、それに伴う金融および規制面のリスク管理を適切に行うよう証券会社は義務付けられていると説明した。

声明によると、クレディ・スイスは11─17年の期間に誤注文の防止や融資の上限設定、同社が毎年行う市場アクセス管理・監視手続きの有効性評価について、規制が定める規定に違反した。

同社は和解に合意した際、違反行為を認めも否定もしていないという。同社からコメントは得られていない。